長い歴史を持つ山鹿市の名刹
今回は熊本の「日輪寺」をご紹介します。
熊本県山鹿市にある曹洞宗の寺院である日輪寺。歴代の領主より手厚く庇護を受け、長い歴史を物語る史跡が印象深いお寺です。裏山に咲き誇る桜やつつじも毎年好評で、見頃には多くの花見客・観光客で賑わいます。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
貴重な史跡の数々に注目
山鹿市の桜とつつじの名所としても知られる「日輪寺」は、平安時代の940年に国司藤原隆房が天台宗の寺として開山。鎌倉時代に入った1316年に、菊池氏の手によって曹洞宗の寺として再興された名高いお寺です。
境内には数多くの史跡があり、つつじの咲き誇る裏山にある「古墳時代前期の竜王山古墳」や、忠臣蔵で知られる赤穂義士のうち細川藩御預けになった大石内蔵助良雄を始めとする「十七士の遺髪を納めた遺髪塔」といった史跡が代表的です。
巨大な「撫で仏様」へお参りも
その他にも、菊池武時の息女了心素覚尼の五輪塔や在銘の梵鐘(1358年作)、石体観音三十三基と貴重な史跡が揃い、毎年2月4日の義士命日には「義士まつり」が開催されます。
裏山の中腹に立つ巨大仏像の「おびんずるさま」も重要で、別名「撫で仏様」といい、このお寺では撫で仏様を世界に類のない半臥の姿で建立。内部に入って参拝のできる形になっています。
春の花々も見逃せない!
そして忘れず押さえておきたいのは美しい花々の開花シーズン!春になると約200本の桜の花が見事に咲き誇ります。また境内のつつじ公園も見どころで、約3万5千株ものツツジが訪れる人々を毎年楽しませています。つつじの季節には「日輪寺公園つつじ祭り」も行われ、週末は提灯によるライトアップも行われます。
桜は3月下旬頃、つつじは4月上旬~4月下旬頃が見頃。公園からの展望も素晴らしく、立派な花の名所となっています。
「日輪寺」基本情報
住所 | 熊本県山鹿市杉1607 |
---|---|
電話番号 | 0968-43-5802 |
ホームページ | https://kumamoto.guide/spots/detail/11155 |
交通アクセス
※以下のリンクをご参照ください
交通アクセス|日輪寺
https://kumamoto.guide/spots/detail/11155