仙台市内の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2025年1月20日、仙台市文化観光局が主催で「ヴィーガン・ハラール等の多様な食文化対応セミナー」が仙台商工会議所にて開催され、仙台市内の飲食店、宿泊施設関係者が20名参加しました。
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プログラム
「ヴィーガン・ハラール等の多様な食文化対応セミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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当日の様子
昨今多く求められるフードダイバーシティ対応とは
まず、弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、日本に来る旅行者のニーズ、仙台に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。
とくに宮城県全体として台湾からの旅行客が圧倒的に多いので素食対応の必要性と、海外からの観光客だけでなく東北全体で外国人の在住者も非常に増えていることからそこにも着目すべきと説明されました。
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このように見ると、シェフの負担が大きい
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共通点を見る考え方
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ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる
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ご当地グルメを対応するには
参加者からは「これまでこの分野がなぜ難しかったのかがよく理解できました。必要なのは視点を変えるだけでしたので、早速取り組んでいきたい。」「レシピを分解して共通点を整理してみると、いま厨房にあるものだけでも結構メニューが作れることがわかった。」「ハラールの和牛が求められていることなど、ビジネスのヒントがたくさんあった。」などの声が上がりました。
今後も仙台市文化観光局としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。