三重県大紀町の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2024年2月28日(水)、大紀町観光協会が主催で「今日からできる! ベジタリアン・ヴィーガン・ハラールなどのフードダイバーシティセミナー」が山海の郷紀勢にて開催され、大紀町の飲食店、宿泊施設関係者が約20名参加しました。
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プログラム

「今日からできる! ベジタリアン・ヴィーガン・ハラールなどのフードダイバーシティセミナー」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

Happy Cowの登録方法(20分)

質疑応答

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当日の様子

農泊におけるフードダイバーシティ対応

弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、三重県に来る旅行者のニーズ、農泊をする旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。

さらに三重県の名物料理である、伊勢うどん、ないしょ餅、すき焼きなどをどのように対応していくかの具体的な方法についても触れ、地域の食事をストーリーとともに提供することの重要性についても説明されました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

最後にベジタリアン・ヴィーガン向けレストラン検索アプリであるHappy Cowの登録方法について、登録条件の説明や、一つ一つ手順を追いながら登録までの流れを解説していき、合計で2時間半のセミナーは終了致しました。

参加者からは「これまでやってきたことが問題なかったか、しっかりと確認することができました」「大紀町は山の幸が豊富なので、それをストーリーとともに提供すれば、ヴィーガン対応は難しくないことがわかった」「セミナーを聞く前は難しい内容と覚悟していたが、現場に寄り添った非常に取り組みやすい内容だった」などの声が上がりました。

今後も大紀町観光協会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。