コンビニチェーンのセブンイレブンは香港全土の800店舗でヴィーガンBBQサンドイッチを発売しました。香港 セブンイレブンでは、これまでサンドイッチの他にも、キンパ、おにぎり、お弁当Boxなど、様々なヴィーガンミールの販売を行ってきましたが、近年プラントベース商品の販売が加速しています。
背景にあるのは香港のフレキシタリアン人口の増加です。2021年にGreen Mondayが実施した調査によると、2008年の香港のフレキシタリアン認知率はわずか5%だったのに対し、2021年時点では40%まで成長したことが分かっています。
また、香港のプラントベース市場の成長に合わせて海外の代替食品ブランドの香港市場参入が相次いでいます。
今回のBBQサンドには韓国発の代替食品ブランド「Unlimeat」が採用されています。同社製品は農産物や穀物の廃棄品やタンパク質圧縮と呼ばれる特許取得済みの技術をプロセスを活用することで、持続可能かつ肉独特の食感を実現しています。また同社は香港のプラントベース企業Green Mondayとの事業連携を通じて、セブンイレブンの他にも香港の人気寿司チェーン「元気寿司GENKI SUSHI HONG KONG」でもコラボレーションメニューがスタートしており、今後も香港・中国本土への展開が加速していくでしょう。
【参考記事】
https://vegnews.com/2021/11/vegan-sandwiches-7-eleven-hong-kong
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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