製品情報データプラットフォームの「LabelInsight」は、2021年6月、主要小売企業のオンライン検索データを分析し、「代替肉」のトレンド調査を行いました。調査によると、「Meat Alternatives(英語で”代替肉”の意味)」の月間検索ボリュームは、Amazon内だけで「44,000件」を上回りました。

Don Lee Farmsから引用

また、代替肉カテゴリーの中でも使用頻度の高い検索ワードは、「Vegan Meat(ヴィーガンミート)」、「Vegan Chicken(ヴィーガンチキン)」、「Vegan Burger(ヴィーガンバーガー)」、「Vegan Fish(ヴィーガンフィッシュ)」となっており、代替肉(代替食品)の中でもニーズが多様化していることが分かります。

なお、調査結果によれば、1,000名以上の消費者がアレルギーやGMO(遺伝子組み換え)の観点から「大豆の使用有無が気になる」と回答し、今後はソイフリー(大豆不使用)商品のニーズの高まりも予想されています。また、本物同様の代替肉製品が増加する中、Amazon検索では「Bean Burgers(豆を使ったハンバーガー)」の検索数も1ヶ月で45%増加し、一部消費者の間では「加工度の低い商品」を求める層も一定数存在していることが分かりました。

【参考記事】
https://vegconomist.com/studies-and-numbers/amazon-records-44000-searches-for-alt-meat-in-one-month-as-sales-surge-by-27/

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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