弟子屈町の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2025年12月18日(木)、一般社団法人摩周湖観光協会が主催でヴィーガン・ハラール・グルテンフリーなど「多様な食文化対応研修」が開催され、弟子屈町の飲食店、宿泊施設関係者が約20名ほど参加しました。
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プログラム
ヴィーガン・ハラール・グルテンフリーなど「多様な食文化対応研修」(120分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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当日の様子
弟子屈町で求められるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表・守護からは、基本的な言葉の意味、世界のフードダイバーシティ市場、それぞれのルールの全体像、お客様のニーズ、使用できる食材・調味料の選び方について説明がありました。特に「違いに注目するのではなく、共通点を見出すことの重要性」が強調されました。
ヴィーガン対応は一見「難しそう」と思われがちな分野ですが、専用メニューを個別に作成するとオペレーションの負担が大きくなります。そこで、共通点を整理し「みんなが食べられるもの」を一般メニューとして標準化することで、調理現場のストレスを大幅に軽減できることが示されました。
さらに、北海道の代表的なグルメであるジンギスカンをハラールに対応させるために必要な工夫や、北海道ブランドの野菜を使ったヴィーガンメニュー案などの説明が行わました。
ただし、弟子屈町周辺には、ベジタリアン・ヴィーガン対応レストラン検索アプリHappy Cowや、ハラールレストラン検索アプリHalal Gourmet Japanへの登録店舗がほとんどないことから、旅行者にとって利用可能な店舗を見つけるハードルが高い状況にあるので、チーム福井として面的な取り組みを進めていく必要がある旨の説明が行われました。

違いを見ると大変になる

共通点を見る

ヴィーガンメニューは多くを網羅する
参加者からは、
「弟子屈町だけではなく、道東全体で面を作るべきというのはその通りだと感じた。」
「明日からできる内容が多かったので、早速取り入れていきたい。」
「具体的に使用できる食材、調味料の説明がわかりやすかった。地元スーパーで十分仕入れることができそう。」
などの声が上がりました。
一般社団法人摩周湖観光協会は今後も食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。

講演を行うフードダイバーシティ株式会社・守護