多様な食文化対応で地域の国際対応力を高める

東広島市は外国人観光客の増加に加えて、広島大学周辺に暮らすイスラム圏出身の留学生やその家族のニーズにも応えるべく、「ヴィーガン」「ベジタリアン」「ハラール」などへの理解と対応が急務となっています。こうした背景を踏まえ、一般社団法人ディスカバー東広島ではこれらの多様な食文化に寄り添う「おもてなし」強化を目指すセミナーを企画しました。

9月に開催しご好評をいただいた「多様な食文化対応セミナー」に続く、第2回となる本セミナーでは、専門家をお招きし、メニュー開発後のヴィーガンやハラール等に対する情報発信や接遇対応の具体的な方法を学びます。さらに、メニュー開発を進めている事業者様が作られた新たな商品の試食会も実施予定となります。

セミナーの概要

講師プロフィール

フードダイバーシティ株式会社(流通経済大学 非常勤講師)
代表取締役 守護 彰浩

1983年石川県生まれ。千葉大学卒。2006年に世界一周を経験後、2007年楽天株式会社に入社し、食品分野を中心に様々な新規事業の立ち上げに関わる。2014年、多様な食文化に対応するレストラン情報を発信する「HALAL MEDIA JAPAN」を立ち上げ、フードダイバーシティ株式会社を創業。ハラールにおける国内最大級のトレードショー「HALAL EXPO JAPAN」を4年連続で開催し、国内外の事業者、及びムスリムを2万人以上動員。さらに2017年からはハラールだけでなく、ベジタリアン、ヴィーガン、コーシャ、グルテンフリー、アレルギーなどに事業領域を広げ、全国自治体・行政と連携しながら普及のための講演活動、及び集客のための情報発信を行う。2020年には総理大臣官邸で開催された観光戦略実行推進会議にて、菅総理大臣に食分野における政策を直接提言した。2023年には観光庁「ベジタリアン・ヴィーガン/ムスリム 旅行者おもてなしガイド」を総監修した。著書に「開国のイノベーション」(株式会社スリースパイス)。