「保育園の代表の想い×プロのシェフスキル」で実現
2022年11月10日(木)、日本初となるフードダイバーシティ都市宣言を行った岩手県二戸市のちゃいるどスクールにて、世界一のヴィーガンレストランの称号を持つ自由が丘「菜道」の楠本勝三シェフが、当該保育園の園児全ての食物アレルギーに対応した給食を作りました。本取り組みはちゃいるどスクールの「One Table Day」として、全ての園児が同じ食卓を囲み、同じものを食べることを目的として開催されています。
尚、兵庫県姫路市のもく保育園に続く日本で2カ所目での開催となります。
提供されたメニューは?
・カツカレー(雑穀米・ゆで卵風付き)
・ポテトサラダ
・地場野菜たっぷり味噌汁
・プリン
一つのテーブルを囲むために、プロのスキルが入ったポイントは3点
1点目:全員に「カツカレー」が提供されたこと
カツカレーですが、通常カツにはバッター液として卵や小麦粉、そしてカツの衣には小麦が使用されます。今回はバッター液には米粉、カツの衣にも米粉を使用し、さらに食感を高めるためにコーンフレークが使用され、味も見た目も変わらないカツカレーを表現致しました。お代わりする園児が続出し、大変好評なメニューとなりました。
尚、今回28アレルゲンフリーのカレーフレークはエスビー食品株式会社様から、甘さやコクを深めるための甘酒は地元の酒造である株式会社南部美人様からのご協賛となりました。
2点目:全員に「ゆで卵」が提供されたこと
ヴィーガンレストラン菜道で提供されている人気メニュー「野菜で出来た卵」を披露。通常のゆで卵と見た目だけでなく、食感、味も変わらないものをプロのスキルで再現致しました。
3点目:全員に「プリン」が提供されたこと
子供が大好きなプリンですが、通常のプリンは当然卵や乳を使います。今回は菜道で提供される人気メニュー「ヴィーガンプリン」を披露し、通常のプリンと見た目だけでなく、食感、味も再現したものを園児全員が食しました。
それぞれの感想
浪岡園長「アレルギーに関してはこれまでも細心の注意を払って取り組んできましたが、すべての園児が同じ食卓で同じものを食べるというのは、簡単なようでとても難しい取り組みです。今回楠本シェフから学んださまざまなことをこれからも活かしていきたいと思います。」
大沢副市長「子供たちの笑顔を見て非常に素晴らしい取り組みだと感じました。これからもこのような取り組みを市としても支援していきたい。」
久慈社長(南部美人)「フードダイバーシティ都市宣言を行った二戸にとって非常に重要な一歩となりました。今後もこのような取り組みを二戸市だけではなく岩手県、そして全国へ広げていきたい。」
楠本シェフ「このような機会を頂けたことに感謝し、シェフとして積み上げてきたこれまでの経験、ノウハウを全力で注ぎ込みました。何よりも子供たちの笑顔が見ることができて本当に嬉しかったです。」
特別協力(敬称略)
調理:株式会社Funfair(レストラン菜道)
食材協賛①:株式会社南部美人
食材協賛②:エスビー食品株式会社
食材協賛③:オタフクソース株式会社
報道:フードダイバーシティ株式会社
※ご協賛いただける企業様募集中(お問い合わせ:info@food-diversity.co.jp)
ちゃいるどスクールのアレルギー情報
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