ロイター通信によると、米国発の代替肉メーカー「インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)」は、今後12か月以内に最大時価総額100億ドル(1兆960億円相当)で新規株式公開(IPO)を検討していることが分かりました。
同社は2011年にカリフォルニア州で設立され、2016年には高級レストランでの代替肉の提供を発表。バーガーキングやスターバックスを始めとするグローバルブランドとの提携を強化し一躍大きな話題となりました。
コロナ禍にはウォルマートやトレーダージョーズ、コストコを含む20,000店舗以上の小売店で代替肉の販売をスタートし、世界を代表する代替肉メーカーとして名乗りを上げました。
同じくアメリカ発の代替肉メーカー「ビヨンドミート(Beyond Meat)」に続く大型IPO予測ということもあり、現在世界中で大きな話題を呼んでいます。
引用元:
RUMOR HAS IT: IMPOSSIBLE FOODS TO GO PUBLIC WITH $10 BILLION IPO
ニュースのポイント
インポッシブルフーズの競合にあたる「ビヨンドミート」は2019年5月にヴィーガンブランドとして、初のIPOを達成しました。
IPO後の取引初日パフォーマンスとしては当年の米市場で最高記録を叩き出し、時価総額は約38億ドル(約4200億円)となりました。
今回のインポッシブルフーズは時価総額が最大100億ドル(1兆960億円相当)にまで達する予測が立っており、今後の動向に世界が注目しています。
著者
山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
https://www.plantbased-japan.com/
お問い合わせ
info@plantbased-japan.com