オーストラリアの発酵脂肪メーカー『Nourish Ingredients』は、Horizons(香港発のベンチャー企業)及びオーストラリア政府から1,100万米ドルの資金調達を受けることを発表しました。

同社は、パーム油やココナッツオイルを使用せずに、魚介類や豚肉、牛肉、鶏肉製品などに含まれるタンパク質を模倣するための、動物性脂肪の分子構造を再現する発酵プロセスを開発しました。

vegconomistから引用

引用元:
Nourish Ingredients Raises $11M as Plant-Based Alt Fats Continue to Thrive

ニュースのポイント

各社が代替肉の開発にフォーカスする一方、Nourish Ingredients社は「脂肪」に着目しているのがポイントです。同社の取り組みは、科学の力によって植物性脂肪だけで動物性タンパク質の風味を再現できることを示しています。今後は代替肉や代替乳の味・食感の再現性がより高まっていくことが予想されます。

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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