食の多様性を横断し、現場に落とし込み、お客様へ届ける
ヴィーガン、ハラール、台湾素食、グルテンフリー、食物アレルギーなど、飲食店やホテルで求められる食のニーズは多様化しています。
こうした分野では、それぞれに専門的な知識や経験を持つ団体、研究者、コンサルティング会社など、多くの方々が受入環境の整備に取り組んでいます。
その中で、フードダイバーシティ株式会社はどのような役割を担えるのか。
私たちが大切にしているのは、各分野の知識をお伝えするだけでなく、それらを横断して考え、実際の飲食現場で無理なく継続できる形に落とし込み、さらに必要としているお客様へ情報を届けるところまで伴走することです。

1.一つの分野だけでなく、横断的に考える
ベジタリアン、ヴィーガン、台湾素食、ハラール、コーシャ、グルテンフリー、食物アレルギーには、それぞれ異なる背景や考え方があります。
そのため、それぞれについて正しく理解することが基本となります。
一方、実際の飲食現場では、これらを完全に別々のものとして扱うことが難しい場面もあります。ホテルの朝食やレストラン、宴会、MICEなどでは、さまざまな食のニーズを持ったお客様を同時に迎える可能性があるからです。
そこで私たちは、それぞれの違いを理解したうえで、「違い」だけではなく「共通して食べられるもの」にも目を向けることを大切にしています。
専門分野ごとの知見を尊重しながら、それらを飲食現場で横断的にどう組み合わせていくのか。そこに私たちがお手伝いできる部分があると考えています。
2.「食べられるもの」だけでなく、「食べたいもの」を考える
食のルールに対応するうえで、「何を食べられるのか」を正確に確認することは欠かせません。
ただ、メニューを考える際には、もう一つ大切にしている視点があります。「そのお客様は、日本で何を食べたいのか」という視点です。
日本を訪れた旅行者の中には、ラーメン、寿司、天ぷら、郷土料理など、その土地ならではの食体験を楽しみにしている方もいます。そのため私たちは、単に条件を満たす料理を作るだけでなく、
「食べられるものを提供する」から、「食べたいものを食べられるようにする」へ。
できる限り、そのようなメニューづくりを飲食店の皆様と一緒に考えていきたいと思っています。
3.現場で無理なく続けられる方法を一緒に考える
どれだけ理論的に正しい対応でも、厨房で継続できなければ定着しません。
- 新しい食材が増えすぎないか。
- 仕入れ先が増えすぎないか。
- 在庫や食品ロスにつながらないか。
- 仕込みや調理工程が複雑にならないか。
- 通常営業の中でスタッフが無理なく対応できるか。
こうした点も、メニューそのものと同じくらい重要です。
そのためフードダイバーシティ株式会社では、飲食店経営・調理オペレーション・仕入れなど、実際の店舗運営を踏まえながら、現場で無理なく継続できる方法を一緒に考えることを大切にしています。
専門知識だけをお伝えするのではなく、「料理長だったら、この方法で毎日厨房を回せるだろうか」という現場の視点を持ちながら、店舗ごとの事情に合わせた方法を考えていきます。
4.セミナーをゴールにせず、その先まで伴走する
セミナーや研修は、フードダイバーシティ対応を始める大切な入口です。
しかし、知識を学んだだけでは、実際の受入環境が変わらないこともあります。
そこで私たちは、
セミナー・研修
↓
店舗ごとの課題整理
↓
メニュー開発
↓
現場への導入
↓
消費者ニーズの確認
↓
情報発信
↓
集客
という流れを意識して支援しています。対応メニューを作ることがゴールではありません。その情報が必要としているお客様に届き、実際に店舗を選んでいただいて、初めて取り組みが一つの成果につながります。
そのため、入口となる「導入」から出口となる「集客」まで、できる限り一貫して伴走することを私たちの役割の一つと考えています。
私たちは「現場とお客様をつなぐ存在」でありたい
フードダイバーシティの分野には、それぞれの領域に深い専門知識を持つ方々がいます。
私たちは、そうした専門家とは異なる役割として、さまざまな分野の知識を横断し、消費者の声を飲食現場へ届け、現場で実行できる形にし、それを再び消費者へ届ける。その橋渡しを担っていきたいと考えています。
「食べられる」を増やすこと。
その先にある「食べたい」を実現すること。
そして、その取り組みを必要としている人へ届け、「選ばれる」ことにつなげること。
知識と現場、そしてお客様をつなぐ。
これからもフードダイバーシティ株式会社は、飲食店、宿泊施設、自治体、DMO、専門家をはじめとする皆様と連携しながら、より多くの人が日本の食を楽しめる環境づくりに取り組んでまいります。
