2025年を見据えるマレーシア企業
2023年2月3日、JICA(国際協力機関)と帯広商工会議所が主催するセミナー「日本のハラール市場アップデート」が開催されました。このセミナーはマレーシアからの訪日視察団10名による15日間の視察ミッションの一環として開催され、フードダイバーシティ株式会社から横山が登壇しました。
セミナーは視察ミッションの10日目に開催されました。横山は冒頭「コロナ禍を経て日本の産業は大きな転換期を迎えている」と述べ、『マレーシア企業は日本企業をどう使うかを考えるべき」として、以下の3点について解説しました。
・ルックイースト(LOOK EAST)からユーズイースト(USE EAST)へ
・創業社長の66%は後継者難に陥っている
・外貨を獲得したいのであれば日本と組んで世界で売れ
参加者からは「M&Aの情報はどうすれば入手できるのか」「外資が日本へ投資する際のリスクは何か」「大阪万博までにやるべき事は何か」といった質問が上がり、横山は「マレーシアにいながらにして日本を使うことはできる。いつまでもハラールを理解しない日本市場へ売り込むよりも、日本の食品を望む世界市場へ売り込む方が得策」と述べました。
マレーシアのハラール産業公社(Halal Development Corporation)から参加したコンサルタントはセミナーを振り返り「USE EASTの可能性を感じたミナーだった」と述べ、引き続き日本への高い関心を示しました。