福島県の飲食店様、宿泊施設様、農泊関係者様向けセミナー

2022年9月1日(木)に一般社団法人全国農協観光協会が主催で「ベジタリアン対応/ハラール対応についてコロナ禍の今から無理なく実践できるノウハウ」と題したセミナーが塩の沢温泉 旅館しおやにて開催され、福島県周辺の飲食店、宿泊施設関係者が約15名参加しました。
※本セミナーは新型コロナウイルス感染症対策を厳重に行って開催されています
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プログラム

「ベジタリアン対応/ハラール対応についてコロナ禍の今から無理なく実践できるノウハウ」(180分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

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当日の様子

今日からできるフードダイバーシティ対応

まず弊社代表守護から世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野ではありますが、「ポイントは楽をすること」と伝えられ、それぞれの専用メニューを作ると大変になりますが、共通点を理解して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、セールス、ホール、キッチンのストレスが大幅に削減されることが説明されました。

さらに楽をして成果を出している事例として、スターバックスの取り組みについて詳細の解説が行われ、重要なのは「一般のお客様に気づかれないくらいのレベルで対応すること」ということが強調されました。

最後に多様化する食の対応はインバウンドだけではなく、日本在住外国人はもちろん、日本人(特に若い世代)にも今後必要な対応である旨が語られました。

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

ヴィーガンは多くの方に提供できるメニュー

参加者からは「楽していいんだということが分かった」「無理なく対応する重要性が理解できた」「一般メニューに紛れ込ませておくことが重要だとわかった」「農泊で出しているメニューはすごく対応しやすいことが分かった」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。

今後も一般社団法人全国農協観光協会としては福島県で食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。