「大豆やエンドウ豆で作られた代替肉は従来の畜産品に比べて持続可能である」という世論が高まる中、Umaro Foods(本社、米国、カルフォルニア)は「海藻」を有効活用することで、よりサスティナブルな代替肉製品を製造することができると言います。

umaro HPより引用

「海藻はサスティナブルなタンパク質源であり、肥料や淡水を必要とせず、大量の二酸化炭素を吸収する優れた植物です。 海藻養殖場をマサチューセッツ同等の面積で展開できた際には、世界中で消費されるすべての牛肉を置き換えるのに十分なタンパク質を作り出すことができます。(Umaro Foods)」

同社はタンパク質が豊富で鮮やかな色合いの「紅藻」の ”ダルス”を使用しており、ベーコンのような風味を再現しています。紅藻はB12やうま味が豊富で決着性も優れています。

umaro HPより引用

同社はアメリカ合衆国エネルギー省から出資を受けており、原料から完成品までの生産ラインの体制強化を行っているとのことで、今後のスケールアップに注目が集まっています。

【参考記事】
The Startup Using Seaweed to Make Plant-Based Meats More Sustainable

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
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