アフターコロナに備え徳島県の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー

2022年2月3日に徳島県が主催でとくしま観光アカデミー「観光におけるフードダイバーシティ」と題したセミナーがオンラインで開催され、徳島県の飲食店、宿泊施設関係者、観光関係事業者が約30名参加しました。
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プログラム

観光におけるフードダイバーシティ(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏

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ゼロから食の多様性を理解する

まず弊社代表守護から基調講演として世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考える、旅行者のニーズことなどについて、具体的な事例や下記図を基に説明されました。さらにヴィーガンに対応すると、アレルギーなども含めた様々な食のルールを持った方に食事が提供できる旨や、違いよりも共通点を見て考えることについて、インドカレーやペペロンチーノの事例をもとに説明がされました。

さらにアフターコロナで変わる食のニーズについても、若い層から肉を避ける動きなどが出てくることが予想され、肉以外のオプションをしっかりと用意する重要性について、具体的な事例を踏まえながら説明がされました。

また、四国に来る外国人旅行客は自然を求める人が多く、特にアフターコロナでは環境配慮を意識したベジタリアンやヴィーガンの方が増えることが予想されますので、今からしっかりと受け入れ体制の整備しておく必要性があるという旨が説明されました。

ただし、ベジタリアン料理といっても「サラダ」「精進料理」「エスニック系」などは選ばれにくく、一般的な和食やご当地料理の対応、徳島県の特産品である天恵菇などを使った料理が喜ばれることなどが説明されました。

参加者からは「過去にべジタリアンの方がファムツアーでお越しになった時に、食事の手配困ったので次に活かしたい」という声も上がり、1時間のセミナーは終了となりました。今後も徳島県としては食の多様化について注力をしていくとのことです。