台湾に本社を構えるVegefarm(ベジファーム)はヨーロッパ、中東の代替食品市場への参入を発表しました。同社はこれまで300種類以上のプラントベース製品(トランス脂肪・GMOフリー)を製造し、北米や東南アジアを中心に輸出をしてきましたが、今後は世界展開を目指す意向です。

台湾セブンイレブンでも同社商品が販売されています(Vegfarmより引用)

Vegefarmの強みは商品のバラエティーとクオリティー。ヴィーガン対応の海老、ステーキ、チキン、ツナ等、バラエティー豊かな商品を飲食店・小売店向けに展開してきました。

バラエティー豊富なラインナップ(Vegfarmより引用)

台湾には同社以外にも歴史があり、知見を持ったベジタリアン・ヴィーガン食品メーカーが存在しますが、これまでは台湾近郊の「アジアのみの展開」というイメージが先行していました。今回「ヴィーガン市場で25年」の経験を持った台湾トップクラスの企業がグローバル展開を開始したことで、大きく流れが変わるかもしれません。台湾の今後の動きに注目です。

【参考記事】
https://vegconomist.com/companies-and-portraits/taiwans-frozen-vegan-food-leader-vegefarm-looks-to-global-expansion/

著者

山崎寛斗(やまざき・ひろと)
プラントベースジャパン株式会社 代表取締役
「プラントベースで日本と世界を繋ぐ」をテーマに事業を展開。 海外のプラントベース企業の日本誘致や訪日ベジタリアン向けメディアなどの事業を手掛ける。 著:東京食素!美味蔬食餐廳47選、關西食素!美味蔬食餐廳55選、東京および関西のベジタリアンガイドブックを台湾で販売中。
https://www.plantbased-japan.com/

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