「ラムサール条約湿地」に登録の特別な干潟

今回は熊本の「荒尾干潟」をご紹介します。
荒尾干潟は有明海の中央部東に位置し、日本全体の干潟面積の40パーセントに及ぶ広大さを持つ干潟。2012年に熊本県で初めて「ラムサール条約湿地」に登録されており、国際的に重要な湿地として認められた干潟です。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

単一の干潟としては国内有数の広さ

荒尾干潟は南北約9.1キロメートル、東西最大幅約3.2キロメートル、干潟面積が約1,656ヘクタールとなり、単一の干潟としては国内有数の広さを有しています。
有明海沿岸の干潟の中でも比較的砂が多い上、貝殻も多量に堆積しているために固く、干潟の上を歩くことができます。

珍しい干潟生物や渡り鳥が生息

干潟にはマジャクをはじめとする多種多様な生物が棲んでおり、ムツゴロウなどの珍しい干潟生物も数多く生息しています。
また日本有数の渡り鳥飛来地としても有名で、春の渡りと越冬時期のシギ・チドリ類の飛来数は全国的に見ても多く、国際的な絶滅危惧種のクロツラヘラサギやズグロカモメの重要な生息地ともなっています。

夕陽の光景は絶景の一言!

荒尾干潟は穏やかな海の風景が凝縮された景勝地としても素晴らしく、特に干潟から見る夕陽は絶景の一言。凪いだ海が鮮やかな黄金色に染まる、実に優美な光景が立ち現れます。
加えて、干潟の生きもの観察会やバードウォッチング、潮干狩り体験、マジャク釣り体験など様々な参加型イベントも随時開催されています。

「荒尾干潟」基本情報

住所 熊本県荒尾市蔵満
電話番号 0968-57-7444
ホームページ https://www.city.arao.lg.jp/kurashi/shisetsu/higata/page972.html

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|荒尾干潟