外食ビジネスウィーク2020レポート
こんにちは。フリーフロム株式会社の山崎です。弊社はプラントベース業界でプロモーションや商品プロデュース等を支援させて頂いております。
先日開催された「外食ビジネスウィーク2020」の出展レポートをお送りします。
外食ビジネスウィークとは?
日本最大級の外食産業の食品・飲料・設備・サービスが一堂に集結する商談展示会です。コロナ禍での開催ではありましたが、2日間で来場者数は約16,000人を記録し、大盛況のうちに幕を閉じました。
日時:
2020年9月24日(木)・25日(金)
10:00~18:00(最終日17:00まで)
会場:
東京ビッグサイト 青海展示棟 A・Bホール
HP:
https://www.gaishokubusiness.jp/
勢いを見せるプラントベース熱
近頃日本でも「代替肉」「ベジタリアン・ヴィーガン」に関連するニュースを見かける機会が増えてきました。きっかけは間違いなく「インバウンド」でしたが、「コロナ禍」で更に需要が高まったと言っても過言ではないでしょう。市場動向に関して詳しく知りたい方は過去の記事をご参照ください。
コロナで急成長するベジタリアン市場 〜2020年の成長を予測〜
https://fooddiversity.today/article_61641.html
外食ビジネスウィークでもプラントベース関連のブースが賑わいを見せていました。
話題を集める海外発の代替肉メーカー、日本メーカーに遅れ
香港発プランドベースミート「オムニミート」やオランダ発の「アースミート」では、絶えず試食や商談が繰り広げられていました。
イベント当日、出展者や業界関係者のヒアリングにより見えてきた「日本の代替肉に対するイメージ」は下記のような内容でした。
これまでのイメージ
・*代替肉=大豆ミート
・大豆ミートの大豆臭や食感に違和感を感じる
・乾燥大豆を戻すのが手間
・肉に比べて価格も高い 等
*世界の代替肉は大豆以外にも「えんどう豆」「ひよこ豆」「米」等 複数の原材料を配合させた物が主流。詳しい違いを知りたい方は下記の記事をご参照ください(国内外代替肉メーカーの比較)
イベントでオムニミートやアースミートを食べられた方にヒアリングをした所、「初めて海外の代替肉を食べたが、食感、風味が肉そのもので驚いた」「(冷凍状態の物を)解凍してすぐに使えるのなら業務用としても使いやすい」「価格も思ったより良心的で取り組みやすい」といった反応が寄せられました。
イベントでは海外メーカーに加え、国内メーカーの動きもありました。発売前だったので詳しい情報は出ていませんでしたが高野豆腐を使った冷凍ソイカツやお惣菜(大豆ミートや高菜を使用)なども展示されていました。しかし、(お惣菜に関しては)原材料を確認した所、魚介類のエキスが含まれており、大きな機会損失を目の当たりにしました。市場規模としては「フレキシタリアン」が大きな市場を占めますが、原材料の基準はベジタリアン・ヴィーガンに合わせることで、より多くの需要を取り込むことができます。
完成度は海外メーカーが一歩先を行っているという見方が強い中、今後日本のメーカーからどのような動きが出てくるのか、目が離せません。
関連記事 “国内の注目代替肉メーカー”
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