ムスリムの不自由さに対応しようと努力している千葉のハラールグルメ

ムスリムおもてなしマップ in 千葉市

2016年からハラールを提供する飲食店や礼拝所を紹介する「ムスリムおもてなしマップ」を作成している千葉市。イベントの際、ムスリムフレンドリー対応のケイタリングカーを出店したり、ムスリマビューティーを展開したり、マレーシアからの教育旅行ホームスティ受け入れ支援を行うなど、訪日ムスリム旅行者をはじめ、国内在住のムスリムの不自由さに対応しようと努力している街です。

また、千葉市には「ムスリムフレンドリー・ハラール証明」を取得した日本初の学生食堂があります。

アジアン食堂「食神」

神田外語大学内にあるアジアン食堂「食神」は、本場の味が楽しめるだけではなく、現地さながらの空気も感じられる食堂です。

昼の部はプレート形式の定食スタイルでアジア5か国のプレートのほかに、ハラール食やお子さまプレートを用意。夜の部はバイキング形式になっています。

アジアの街並みを表現したストリートベンチエリアやカラフルなテントが並ぶテント席エリア、熱気あふれるアジアの臨場感を味わえる屋台テーブルコーナーなど、アジアンテイストのエリアが用意されています。

豚肉を使用しないのはもちろん、アルコールの入っているしょうゆの代わりにはダシを、みりんは使わない、揚げ物は植物油でという風に徹底管理されています。

ハラール食を出す場合は、食器や調理器具もハラールメニュー専用のものを使用。食材の保管・保存も分別管理されています。

アジアン食堂「食神」は、ムスリムフレンドリー・ハラール証明を取得した日本初の学生食堂です。

大学生たちがつくる紙面「キャンパる」です。神田外語大学の学生食堂アジアン食堂「食神」で開かれたイフタール食事会をルポしました。イフタールとはイスラム教の断食月（ラマダン）の間、日没後に初めてとる食事のことです。 https://t.co/ZFzBAaHmU2

— 小川一 (@pinpinkiri) 2016年7月1日

続いて、千葉市内にあるハラールに対応している割烹料理店とすし料理店を紹介します。

割烹駿河

伝統的な日本料理が好きな方には割烹駿河がおすすめです。割烹駿河は、ハラール認証(日本アジアハラール協会認証)を受けているお店です。

有機野菜や自然由来の食材を使用しているため、ムスリムでも楽しめるメニューがあるうえ、ベジタリアンコースやグルテンフリーコースもあります。

女将さんは、ヘルシーフードやバリアフリーフードに拘っており、自身のアメリカでの体験からハラールフードやヘルシーな日本食をムスリムだけでなく、誰にでも食べてもらえるように考えるようになったそうです。

お店の内装は伝統的な日本料理店のもので、リラックスできる雰囲気になっています。茶会や合気道など日本文化の体験もできます。

ハラールメニューは予約が必要です。

私たちのオフィスから近い「割烹駿河」。おいしいだけでなく、おもてなしが素晴らしく、編集部一同、大好きなお店です(^^)
割烹駿河でゆったりランチ！ハラール認証の和食でおもてなし | リビング千葉Web https://t.co/C0fvf54ZQ2 pic.twitter.com/f9aA5agoA3

— リビング千葉 (@living_chiba) 2018年7月9日

鮨一十

2015年からハラール対応している鮨一十。千葉県で唯一のハラール認証を取得しているお寿司屋さんです。

お客さまの要望に柔軟に答えており、お客さまにあった美味しいお料理を提供しています。ハラールはもちろん、ベジタリアンにも対応しています。

お寿司一貫100円～。板前さんが握るハラール鮨。

千葉の幕張近辺で観光を楽しまれた方は、ぜひ、鮨一十にお立ち寄りください。

元祖ハラール寿司「浅草 すし賢」の元店主、幕張に新店舗オープン（鮨 一十） https://t.co/feH6YiYtlZ

— HALAL MEDIA JAPAN (@HALALMEDIAJAPAN) 2018年12月2日