ムスリムが日本のコンビニで買いたいものは何?

皆さん、こんにちは。
フードダイバーシティ株式会社の守護です。

弊社では昨年からNTTドコモ様と連携して下記取り組みを行っております。
https://fooddiversity.today/article_7143.html

今回この取り組みを加速させるために、コンビニで何を買いたいのかを5万人のムスリムコミュニティに向けて調査してみました。それでは早速結果を見ていきましょう。

ランキング

第1位 お弁当 881票

第2位 パン 420票

第3位 おにぎり 395票

第4位 フライドチキン 323票

第5位 カップラーメン 298票

第6位 サンドイッチ 282票

第7位 アイスクリーム 213票

第8位 寿司 203票

第9位 ケーキ 199票

第10位 お好み焼き 183票

結果を踏まえて

やはり1位、お弁当のニーズが圧倒的に強いのは、まだまだ日本で食べられるものを探すことに苦労しているということではないでしょうか。
東京、大阪、京都などではだいぶ「食べられるもの」の問い合わせなどが減りましたが、まだまだ地方においては頻繁に問い合わせがきますので、もし対応すればコンビニのお弁当はライフラインになりえます。
さらにここは在住者票もかなり入っていることも予想されます。特に勉強や研究に忙しい留学生からはお弁当の要望が弊社にはとても多いです。

また2位、3位はパン、おにぎりです。
パンはともかくおにぎりは日本のソウルフードとしてしっかりと対応できれば世界に向けて大きな市場を作れるのではとも考えています。
日本のお米でしかおにぎりは作ることができないので、日本の食材を世界に向けてアピールするチャンスではないでしょうか。

4位はフライドチキン。
ここも本当に多く問い合わせが来るところです。
東南アジアのムスリム留学生が実家へ帰省して、日本に戻る際に必ず現地空港で食べるのがフライドチキンだという話もとても多く聞きます。
実はコンビニ数社に確認したところ、既にハラールチキンを使用しているところもあります(調味料や揚げ油の問題が引っかかります)ので、実はあと一歩だったりします。

本当に上記に出てくる部分だけでも、「ほんの少しのアレンジ」でハラール対応はできます。
もちろん一般のお客様に気づかせないような取り組みができれば、売上は純増させることができるのではないでしょうか。
そして何よりも世界中に多くいるイスラム教徒へは「ハラール」が壁となって、浸透していない日本食ががとても多くあります。
ここの可能性は本当に無限だと考えておりますので、この声をしっかりと日本企業に届けていきたいと思います。

長文、乱文でしたが、最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。