沖縄県内の飲食店・宿泊施設向けセミナー

2024年12月12日、沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課が主催で「食の多様性対応マニュアル実践活用セミナー2024」が沖縄産業支援センターにて開催され、沖縄県内の飲食店、宿泊施設関係者がリアルとオンラインで50名参加しました。
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プログラム

「食の多様性対応マニュアル実践活用セミナー2024」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩

質疑応答

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当日の様子

昨今多く求められるフードダイバーシティ対応とは

まず、弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、日本に来る旅行者のニーズ、沖縄に来る旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。

ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。

とくに沖縄は海外からの観光客が多いだけでなく、沖縄在住者も多様化が進んでいること、さらに修学旅行も多いことから、「イレギュラー案件は個別に対応する」ことが既に限界を迎えている旨が、強く説明されました。

このように見ると、シェフの負担が大きい

共通点を見る考え方

ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる

続いて、本年度に制作された「食の多様性対応マニュアル」の実践活用に関しての、概要説明、使い方詳細について説明が行われました。

マニュアルの説明

参加者からは「これまで難しいハラールセミナーやヴィーガンセミナーを聞いたことがあったので、今回の内容は本当に分かりやすく、今日からできる内容も非常に多くありました。」「何から始めたらいいのか分かりませんでしたが、ヴィーガンが最大公約数に対応できる旨が分かったので、まずはヴィーガンから進めていきたい。」「現在のメニューを少しアレンジするところからスタートしていきたい。」などの声が上がりました。

今後も沖縄産業支援センターとしては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。