三重県大紀町の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2024年12月6日(金)、大紀町観光協会が主催で「フードダイバーシティに関するマーケティング&メニュー作り勉強会」が大紀町にて開催され、大紀町の飲食店、宿泊施設関係者が約10名参加しました。
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プログラム
「フードダイバーシティに関するマーケティング&メニュー作り勉強会」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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農泊におけるフードダイバーシティ対応
弊社代表守護からは前回の復習として、世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、三重県に来る旅行者のニーズ、農泊をする旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
今回、まずマーケティング編として、共通点で作った料理をしっかりと生かすためにはネーミングが重要になる旨が説明され、ヴィーガンスペックで且つ「一般人も食べる料理名」を考えるためのワークショップが行われました。
ポイントとして「不使用」や「フリー」はどうしても引き算のイメージがついてしまうので、一般人もよく食べるものに加えて、味的にプラス要素の言葉を入れていく旨の説明が行われました。
マーケティング編に続くメニュー作り編として、まずはヴィーガンやハラールに対応する際「特別な食材・調味料」を新たに仕入れるとなると、コスト負担が大きくなる、且つ使い切りが難しい旨の説明が行われました。今回は朝食、夕食のメニュー作りを、今手元にある食材・調味料などでどこまでできるのか、そして新規購入するべきものは何かの整理するためのワークショップが行われました。
参加者からは「共通点の重要性をこれまで学んできたが、今回はメニュー名で大きく印象が変わることが学べました。メニュー化の際にしっかりと考えていきたい。」「今ある食材・調味料で何ができるのかがしっかりと整理できました。共通して使える食材・調味料を増やしていこうと思う。」などの声が上がりました。
今後も大紀町観光協会としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。