厳かな風格が印象深い名所

今回は熊本の「阿蘇神社」をご紹介します。
熊本県北東、阿蘇山の北麓に鎮座する阿蘇神社は全国的にも珍しい横参道で、阿蘇十二明神と総称される12柱の神を代々祀る重要な神社です。歴史が刻まれた文化財や様々な年間祭事が充実し、その厳かな風格が強く印象に残る名所です。

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連綿と崇敬が集まる歴史的な古社

阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神12神を祀り、2000年以上の連綿たる歴史を有する古社です。
全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社として大変重要な存在であり、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として古来より崇敬が集まります。

国重要文化財の数々に目を見張る!

阿蘇神社の社殿群は、天保6年(1835)から嘉永3年(1850)にかけて、熊本藩の寄進によって再建されたもので、神殿や楼門などの6棟が国重要文化財に指定されています。中でも楼門は九州最大の規模を誇り、「日本三大楼門」のひとつに数えられています。

格式豊かな江戸末期の建築的特色

社殿群については6棟は総欅造で、屋根は当初柿葺であったものが現在は銅板葺に変更されています。軸部や組物には波頭紋(はとうもん)や雲紋(うんもん)の華やかな彫刻が施され、構法ともに江戸末期の建築的特色をよく現わしています。
2016年の熊本地震においては甚大な被害を受けましたが、2024年12月、8年がかりで進められてきたすべての復旧工事が完了となり、美しい本殿を見ることができます。

「阿蘇神社」基本情報

住所 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
電話番号 0967-22-0064
ホームページ https://asojinja.or.jp

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|阿蘇神社
https://asojinja.or.jp/access/