多様な食文化・制限食に対応し、安心して楽しめる食体験を提供

フードダイバーシティ株式会社は、MICE(国際会議・展示会・企業イベントなど)における食事提供を支援する新サービスを開始しました。これにより、イベント主催者、会場となる施設の調理部門、ケータリング事業者、が直面する「多様な食のニーズ対応」について、専門的なサポートが提供可能となります。

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MICEを誘致するためになぜフードダイバーシティ対応が必要なのか

サービス開始の背景

フードダイバーシティ株式会社は2014年以降、国内外の多くのMICEにアドバイザーとして参画し、国際的な食事対応のサポートを行ってきました。その過程で、「より専門的な支援をサービスとして提供してほしい」という要望が多く寄せられたことが、本サービス開始のきっかけとなりました。

食事の選択肢が限られてしまうと、参加者の満足度が低下するだけでなく、場合によってはイベントそのものの評価にも影響を与えかねません。そのため、適切な食事提供のサポートは、国際的なイベント運営において重要な要素となっています。

 MICEでの食事提供における主な課題

国際的なイベントの開催が増える中で、食事の提供に関する課題も年々複雑化しています。特に、以下のような悩みを抱える主催者が多く存在します。

  1. 普段取引している食品問屋に知識がないため、適切な食材や調味料が出てこない
    一般の食品問屋では、ヴィーガン、ハラール、グルテンフリー対応食材などの専門知識が不足していることが多く、適切な食材・調味料選定が困難な場合が多々あります。

  2. それぞれのリクエストにどこまで対応すればよいのかわからない
    参加者の多様な食事リクエストに対し、どの程度まで対応するべきかの基準が明確ではないので、食を提供する事業者が「これで問題ないのか」と不安になる場合が多々あります。

  3. 使用する食材や調味料が合っているか、第三者の確認を受けたい
    食事制限のある参加者に対して適切なメニューを提供するためには、使用する食材や調味料が最終的に正しいかどうかの検証が必要ですが、それを確認できる専門家が不足しています。

  4. どのようなメニューなら残さずに食べていただけるのか相談したい
    文化、主義、宗教的背景、アレルギー、好き嫌いなど様々な要望に配慮したメニュー開発が求められる中、どのような料理なら参加者に受け入れられるのか分からないという声が多々あります。

  5. MICEの主催者やコーディネーターが食に関する知識を持っていないので不安
    多くのMICEの主催者、運営会社、コーディネーターなどは食事提供に関する専門知識を持っておらず、適切な判断ができないことで、事前にしかるべき情報が手に入りにくいという声が多々あります。

フードダイバーシティ株式会社の支援サービス

こうした課題を解決するため、フードダイバーシティ株式会社は以下のサポートを提供します。

食材、調味料仕入れのサポート – 適切な食材の選定と仕入れ先の提案
食事リクエストに関して受け入れ側のポリシー策定 – どこまで対応すべきかを決定し、明文化
食材・調味料の確認と認証サポート – 提供する食事の正確性と安全性を確保
文化・嗜好を考慮したメニューの提案 – 残さず食べてもらえる&喜んで食べて頂ける料理の開発
専門スタッフによるアドバイス – MICE運営者向けの食事対応研修も実施

サービス導入のメリット

  1. 安心して食事提供ができる
    食材や調味料の適合性を専門家が確認することで、安心して提供できるメニューを準備できます。

  2. 参加者の満足度向上
    各国の食文化や宗教・健康上の理由による制限を考慮した食事を提供することで、参加者に喜ばれるイベント運営が可能になります。

  3. 無駄なく効率的な調達が可能
    適切な食材を的確に選定することで、余計な仕入れを減らし、コストと手間の最適化が図れます。

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フードダイバーシティ株式会社は、全国のMICE運営企業や自治体と連携し、国際会議や展示会の食事提供を支援する体制を強化していく予定です。これにより、日本国内のMICE業界全体が、より国際基準に沿った食事対応を実現できるよう全力を尽くします。