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Halal in Travel はムスリム旅行市場に関する国際会議です。2016年以来、毎年ITB ASIA(B2B国際旅行見本市)やMIHAS(マレーシア国際ハラール展示会)などと併催されています。

横山が同イベントに登壇するのは、2017年と2019年 以来三度目で、今年のパネルディスカッションのテーマは「ポストコロナの旅行市場」でした。

モデレーターはクレセントレーティングのCEO、パネラーは横山とShaza Hotel のディレクターでした。

同ホテルは2006年創業の高級ホテルグループで、本拠地であるドバイのほか中東諸国に6つの施設を展開しています。

優雅でラグジャリーな雰囲気がノンムスリムにも評判のブランドで、フランスのサッカー代表チームが宿泊するホテルとしても知られています。

パネルで共有されたのは、パーソナライゼーション(個別化)でした。高級ホテルでは、もともと富裕層の個別対応は必須であったのですが、コロナ禍によってそれが一段と求められているとのこと。

空港での送迎からチェックイン、客室までの案内はもちろん、食事の提供からアクティビティまで、特に感染対策について細かな対応を求められているとのこと。

同ホテルはそうしたニーズにデジタルを駆使して対応しており、専用アプリを使ってゲストとのコミュニケーションを深めているそうです。

パネルの前後では日本の旅館の可能性についても議論され、横山は海外投資家による投資機会が拡大するだろうと語りました。