名作映画「二十四の瞳」が題材のテーマパーク

今回は香川の「二十四の瞳映画村」をご紹介します。ここは小豆島出身の作家・壺井栄氏による小説が原作である名戦争映画「二十四の瞳」が題材の観光施設。実際に映画の中で使われたセットが大いに利用された村の中には、今や遥か遠くに思える昭和時代の空気が確かに漂います。瀬戸内海を見渡す小豆島の海岸沿いに位置するこのスポットは、眺めていくほど様々な見どころが現れてくるようなテーマパークに仕上がっています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。

最も人気な「苗羽小学校 田浦分校」。リアルな木造校舎に驚く

小豆島の分教場に赴任した新米教師・大石久子と分教場の12人の生徒たちとの繋がり、戦禍に揺れる時代の風景と人々の姿、戦争の大きな悲しみをとらえた映画「二十四の瞳」。この映画にまつわる様々な展示からまずはご紹介していきます。
映画村の奥に位置する「苗羽小学校 田浦分校(岬の分教場)」は今は懐かしい木造校舎。実際に映画で使用された撮影用セットを利用したこのエリアは、映画村内で最も人気のスポットになっています。古めかしい校舎のリアルな空気感には驚きがありますし、実際に使用された数々の小道具や撮影当時のフィルムカメラといった展示物も興味深く、充実の場所です。

バリアフリーな映画上映から、SNS映え対応のスポットまで

他にも「ギャラリー松竹座映画館」というエリアでは、実際に映画「二十四の瞳」を常時上映しています。ゆったり鑑賞できる大型スクリーン仕様の空間が用意されており、車椅子の方も入場可能となっています。
加えて、「インスタ映え」する新スポットという触れ込みの壁画アート「恋のダンスパーティ」も要注目です。画家の岡村美紀氏が手がけたこのスポットではお客様自身を壁画に溶け込ませて、まるで映画のワンシーンのように写真に映ることができます。SNS映えを狙うのも勿論ありでしょうし、記念の写真撮影スポットとしても良好です。

昭和時代の文化体験も充実。ここが香川の穴場的テーマパーク

映画の中で描かれるような往時の文化を体験できるのも注目のポイントです。映画村では500円で絣着物のレンタルができ、着物を着て昭和初期の町並みを歩く体験が味わえます。学校前のグラウンドでは、昔懐かしの竹馬に自転車のリム転がしもできるなど、この風情はぜひ実際に体感しておきたいところです。
さらに映画村のパワースポットとして「二十四の瞳天満宮」も存在。おみくじも引ける学業成就祈願の天満宮となっています。
このように一つの敷地の中に多種多様な見どころが用意されている二十四の瞳映画村。香川独自の穴場的テーマパークとして、一度味わってみたいスポットです!

「二十四の瞳映画村」基本情報

住所 香川県小豆郡小豆島町田浦
電話番号 0879-82-2455
入場料 大人(中学生以上)890円
小学生 450円
営業時間 9:00~17:00
休館日 なし
ホームページ https://www.24hitomi.or.jp

交通アクセス

※以下のリンクをご参照ください

交通アクセス|二十四の瞳映画村
https://www.24hitomi.or.jp/access/