剥製の展示に特化したスペシャルな史料館
鳥取には様々な珍しいテーマの施設や観光スポットが存在していますが、今回御紹介させて頂く「海とくらしの史料館」もそのひとつです。日本ではなかなかない、海洋生物の剥製を展示することに特化したこの史料館では、思わず驚くほど巨大な剥製の存在や、日常ではまず出会わないような生物についての展示など、一度見たなら決して忘れられないスペシャルな内容を誇っています。海という世界の限りない不思議を、この史料館にて実感してみませんか?
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策に関する各施設のガイドラインや、営業時間等の変更がなされているところもありますので、ご注意ください。
日常の世界に、驚愕の巨大な海洋生物たちの剥製が登場!
当史料館は境港市にあります。明治時代の酒蔵をリノベートしており、その外観には往時の日本が現代にそのまま現れてきたような存在感があります。
館内で目を惹くのは、何といっても巨大な海洋生物の剥製の数々です。館内には実に700種類、4000体の魚の剥製が展示されており、まず多くの人々の注目を集めているのが、驚きの2.8メートルにも及ぶマンボウの剥製。通称として「チョボリン」と名付けられたこのマンボウの剥製は、とにかくその圧倒的な大きさ、そして剥製ならではのきめ細かいリアルさ、海の生き物特有の光を帯びた生々しさが著しく表現されており、印象深いです。
ただいマンボウ。#海とくらしの史料館 pic.twitter.com/7q3RK9PANI
— もっちょ (@snowmottori) July 21, 2022
珍しい生物の生々しい姿形がずらり。驚きの連続
ホホジロザメの剥製はこちらも大迫力の体長3.8メートルを誇り、通称は「ホウジロウ」。極めて鋭い歯が印象的で、海のギャングと称される理由がよく分かります。リュウグウノツカイの「キラリン」は体長4.2メートルと、これまた驚きの巨大さ、そして細長い姿形の異物感で迫ります。ここまで巨大、かつある種異様な生物の剥製を集中して観察できる場所はなかなかありません。
ハリセンボンの存在も当館の重要なポイントとなっています。館内の多くの天井にハリセンボンの剥製が並んでおり、2階通路は「ハリセンボン通り」と名付けられ、ハリセンボンの剥製が大集合しているのです。この見渡す限りハリセンボンばかりの様子もインパクト大です。
どこまでも興味深い史料館へ、是非立ち寄ってみて!
1階中央に展示されている漁船「みなと丸」には実際に乗船することが可能。普段はまず乗ることのないであろう漁船の雰囲気を体験できる興味深い展示です。さらに、他にも剥製をアートとして展示するギャラリーコーナーや境港市の指定文化財等をくまなく押さえている展示室など、分け入れば分け入るほど興味深い世界が現れてくる史料館となっています。
是非、鳥取を訪れた際には立ち寄ってみて頂きたいこの史料館。観光スポットとして訪れても、御子様と御一緒に訪れても、素晴らしい体験を味わい、新しい知識を得ることができること請け合いですよ。
「海とくらしの史料館」基本情報
住所 | 鳥取県境港市花町8-1 |
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電話番号 | 0859-44-2000 |
入場料 | 大人 410円 小中高生100円 70歳以上・未就学児無料 |
営業時間 | 9:30~17:00(最終入館16:30) |
休館日 | 火曜(祝日の場合開館、翌日休館) GW・夏休み期間中は無休 |
ホームページ | http://umikura.com |
交通アクセス
※以下のリンクをご参照ください
交通アクセス|海とくらしの史料館
http://umikura.com/access