東京都が多様な文化・習慣に配慮した食の研修プログラムを実施
2026年2月4日(水)、東京都が主催する「多様な文化・習慣に配慮した外国人旅行者受入のためのアドバイザー派遣」事業の一環として、実地研修プログラムの第3回が開催されました。
本プログラムは全3回にわたりテーマ別に実施されるもので、今回は「リクエストが急増している多様な食習慣対応のお弁当づくり!」をテーマに、大田区立池上会館で開催されました。

当日の様子
当日作られた弁当のメニューとポイントは?
この日のメニューであるのり弁当の中身は、以下の通り
・椎茸昆布(ハラール、ヴィーガン、オリエンタルベジタリアン対応)
・磯辺揚げ(ハラール、ヴィーガン、オリエンタルベジタリアン対応)
・きんぴらごぼう、(ハラール、ヴィーガン、オリエンタルベジタリアン対応)
・タルタルソース(ハラール、ヴィーガン、オリエンタルベジタリアン対応)
・牛肉メンチ(ハラール)※ゼンカイミート社のハラールビーフを使用
講師のフードダイバーシティ株式会社菅谷が今回使用する食材や調味料と調理工程について説明し、参加者はそれらに沿って調理を進めました。ポイントは以下の通り。
・フードダイバーシティに対応する場合でも、食材、調味料のほとんどは地元スーパーで揃えることができる
・特別に仕入れるものを最小限にすると、全体のコストを抑えることができる
・大豆ミートなどを無理に調理しようとすると、臭みのマスキングなどを考えないといけないが、身近にある食べ慣れた食材の中から使えるものを探していくことが重要(日本料理に深く根付く豆腐や豆腐加工品は有用)
・基本的な仕込みをヴィーガンでやっておき、そこから肉や魚を足していくと多様な食習慣に対応しやすい
参加者からは、「地元のスーパーで手に入る食材で対応できるという点がとても参考になった」「“違い”ではなく“共通点”を見るという考え方が、業務効率化につながるという説明に納得した」「実際に調理や試食を通じて理解が深まり、動物性素材を使わなくても十分に美味しい料理ができることを実感した」といった感想が寄せられました。

完成した弁当
東京都では引き続き「ムスリム・ベジタリアン等多様な文化・習慣に配慮した外国人旅行者受入のためのアドバイザー派遣」への申込みを受け付けています。店舗や施設の状況・課題・ニーズに応じ、それぞれの分野に精通したアドバイザーが訪問し、実践的なアドバイスを行うとのことです。https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/sangyo-rodo/2025-08-06-161755-764

使用した食材一覧