未来を担う学生たちと、徳島県内の事業者へ特別授業
2025年11月17日(月)に徳島県、徳島大学、一般社団法人イーストとくしま観光推進機構が共催で「ベジタリアン?ヴィーガン?ハラール?観光業のフードダイバーシティ」と題した講座を開催し、同校に通う学生と徳島県内の事業者がオンラインを含めて100名ほど参加いたしました。
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プログラム
「ベジタリアン?ヴィーガン?ハラール?観光業のフードダイバーシティ」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏
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当日の様子
観光業に関わるフードダイバーシティ対応
弊社代表守護からは、世界一周の実体験、そこで学んだ食のルール、それぞれの言葉の定義、多様な宗教、文化、信条を持っていてもみんなで一つのテーブルを囲む重要性について説明がされました。
さらに食も含めての話として、徳島で魅力的な観光コンテンツを生み出すには、地域を内側からだけでなく外側から見る視点が重要であると考えます。日本のパスポート取得率は約17%と低く、旅行者としての感覚を十分に持つ方が少ないため、どうしても“お客様目線”が十分でない取り組みになりがちです。外部の視点をできるだけ取り入れ、観光客が何を魅力と感じるのかを客観的に理解することが大切だと思います──と語りました。

また、ワークショップとして、海外から知り合いが徳島に訪れるときに、どの場所・どのレストラン・どの体験を案内するかを考える演習を実施しました。このワークでは、参加者に「自分が地元の住民として当然だと思っていること」と、「訪問者が実際に魅力を感じるポイント」との差を理解してもらうことを目的としました。
ワークを行なった参加者からは
「普段何気なく見ていた風景や文化、食、体験の中に、外から来る人にとってどのように見えるのか、相手の国などのことも学んで差分を考えていきたい。」
「徳島のことを知りたいなら、徳島を内からだけではなく、外から見ないといけないという言葉が印象的だった。」
「ベジタリアンの方がロサンゼルスで普段どういうものを食べているか、調べるきっかけになった。」
といった声が上がりました。
本講義は令和7年11月11日(火)~令和8年1月24日(土) まで行われ、今後もさまざまな登壇者が講演を実施する予定となっている。