栃木県の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2024年7月3日(水)、JTB 協定旅館ホテル連盟栃木支部インバウンド委員会主催が主催で「フードダイバーシティ実践に向けた市場の最新動向の理解・実践セミナー」がコーププラザ宇都宮にて開催され、栃木県内の飲食店、宿泊施設関係者が30名参加しました。
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プログラム
「フードダイバーシティ実践に向けた市場の最新動向の理解・実践セミナー」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
「栃木のご当地料理を食べて学ぶ」(60分)
講師:株式会社Funfair 菜道シェフ 楠本 勝三 氏
質疑応答(10分)
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栃木で求められるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、それぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスが大幅に削減されることが説明されました。
続いて、世界一のヴィーガンレストランの評価を持つ東京自由が丘「菜道」の楠本シェフから4品の試食が提供されました。提供メニューは以下の通りで、全てのメニューにおいてヴィーガン、オリエンタル(素食)、ハラールが対応されています。
・湯葉餃子
・大根そば
・ソースカツ丼
・いちごプリン
試食の提供後、楠本シェフからそれぞれのメニューにおいて、考え方、使用した原材料や調味料、味を出すための工夫点、売り方など詳細の解説が行われていきました。
参加者からは「リッツカールトンが栃木にできてから明らかに欧米人が増え、ヴィーガンニーズが増えてきたが、今回のセミナーでしっかりと学ぶことができた。」「海のない県であることを強みに豊富な山の幸でコースを形にすればいいことが分かった。」「これまで聞いたハラールやヴィーガンセミナーとは全く異なり、料理人目線で話してくれたのでとても分かりやすかった。」などの声が上がり、熱気を帯びたままセミナーは終了しました。
主催者は今後も栃木県全域で、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。