グループ購入までして欲しい日本のお土産
ヴィーガン対応のラーメンとして絶大なる人気を集める「Samurai Ramen」。7月のプロダクトリニューアルに併せて台湾ベジタリアンに情報を発信したところ「予想外の反応」がありました。今回は台湾ベジタリアンのお土産ニーズに迫ります。
記事のポイント
今回の投稿のポイント
台湾ベジタリアン向けのFacebookページ「日本素食餐廳攻略」でSamurai Ramenの発信を行いました。これまでSamurai Ramenはヴィーガン対応のみで五葷フリー対応ではありませんでしたが、今回のリニューアルで五葷フリーに対応。そして浅草寺近くのディスカウントスーパー(ロヂャース浅草店)で販売開始となりました。要するに「五葷フリーのラーメンのお土産が浅草(日本を代表する観光地)で購入できるようになりました」というのが今回の投稿のポイントでした。今回の投稿は大きな反響を呼び、100人以上のコメントが集まり、20,000人以上に拡散されました。
台湾ベジタリアン市場に関して詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
「ベジ大国台湾、現場レポート 第1弾」
ポイント① 不動の人気 「ラーメン」
訪日観光客全体に言えることですが、台湾ベジタリアンにとってもラーメンは不動の人気コンテンツなようです。「ベジタリアンラーメンのお土産を探していたので嬉しい」といったコメントが多く寄せられました。
ポイント② やはり求められていた 「五葷フリー」
今回拡散された一番の理由は「五葷フリー対応」だと見ています。以前弊社で実施した調査によると台湾ベジタリアンのうち約70%は五葷を食べないと回答しています。そのためお土産やレストランを探す際、五葷が入っているかが極めて重要な要素となります。これまでもベジタリアンやヴィーガンに対応したラーメンは数多く販売されてきましたが、五葷フリーのものは珍しく、「五葷フリー対応」という点が台湾ベジタリアンにヒットした一番の要因だ考えています。
ポイント③ コスパの高さも大好評
2人前で298円というコスパの高さも受け入れられた要因です。台湾は日本に比べて値段に対して厳しい風潮があり、商品やメニューの値段を把握している方も多いです(「A店は最近値上げした」といった会話をよく耳にします)。コメント欄を見てみると、「CP值高!(コスパ高い!)」「非常合算(割似合うね)」といった投稿が見られました。台湾ベジだけに言える話ではないですが、値付けの部分は慎重になる必要がありそうです。想像以上に細かく見ています。
発信後に発生した「予想外の展開」
Facebookで発信後、コメント欄で「フォロワー同士の代理購入」が発生したのです。まさに予想外の展開でした。「今東京にいるのですが、誰か欲しい人はいますか?」「はい!欲しいです」「私も!」「私も!」といった調子で10人/20人と代理購入希望者が集まっていきました。後日店舗にも確認をとった所、実際に大量購入していった方がいたとのことです。
今回は「ラーメン×五葷対応×お土産」という切り口でしたが、ラーメン以外にもスイーツ系のお土産を求める声も沢山届いております。ベジタリアンのお土産市場は需要に対して供給側が追いついていない現状です。是非ともこの機会に検討されてみてはいかがでしょうか?