青森県南部町内の飲食店・宿泊施設向けセミナー
2025年2月21日、令和6年度東北農政局 農泊促進プロモーション「インバウンド受入に向けたベジタリアン、ハラール等 食事対応勉強会」が青森県南部町にて開催され、町内の飲食店、宿泊施設関係者が参加しました。
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プログラム
令和6年度東北農政局 農泊促進プロモーション「インバウンド受入に向けたベジタリアン、ハラール等 食事対応勉強会」(90分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩
質疑応答
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当日の様子
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昨今多く求められるフードダイバーシティ対応とは
まず、弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、それぞれの言葉の定義、日本に来る旅行者のニーズ、青森県に来る旅行者のニーズ、農泊関連に関するニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
ヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野で、ハラールメニュー、ヴィーガンメニューといった形でそれぞれの専用メニューを作るとオペレーションも含めて大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、調理現場のストレスや料理工程が大幅に削減されることが説明されました。
とくに青森県全体として台湾からの旅行客が圧倒的に多いので素食対応の必要性と、海外からの観光客だけでなく東北全体で外国人の在住者も非常に増えていることからそこにも着目すべきと説明されました。
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このように見ると、シェフの負担が大きい
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共通点を見る考え方
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ペペロンチーノはベーコンをキノコに変更するだけで多くが食べられるようになる
参加者からは「これまでにハラールなどの対応をしてきて、調味料などをネットで頼むことが多かったが、知識をしっかりとつければ身近なスーパーなどで購入できることが分かった。難しく考えすぎていた。」「今あるレシピを少しアレンジするだけでもできることが多いと感じました。できる限り宿泊者の皆様が同じものを食べて、感動を共有できるような工夫をしていきたい。」などの声が上がりました。
今後も青森県南部町としては、食の多様化に関する事業を推進していく予定とのことです。