未来のための特別授業

岡山県立倉敷商業高等学校の卒業生であり、東京・自由が丘のヴィーガンレストラン「菜道」のシェフを務める楠本勝三氏が、2024年12月16日に母校の生徒たちに向けて講演を行いました。

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世界一ヴィーガンレストラン「菜道」楠本勝三シェフご講演(同校HPより)

楠本氏は、1994年(平成6年)3月に同校を卒業後、料理の道に進み、2019年に「美食同源」をコンセプトとした「菜道」を立ち上げました。同店は、世界中のヴィーガンやベジタリアンが利用するレストラン情報サイト「HappyCow」の「ベスト・ヴィーガン・レストラン」で、2019年に世界1位を獲得するなど、高い評価を得ています。

講演では、商業科目「観光ビジネス」を履修する3年生の国際経済科と商業科の生徒を対象に、楠本氏のこれまでの経験や、食文化の多様性について語られました。特に、客観的なデータから世の中のニーズを読み取り、そのニーズに応えることが経済を回すことにつながるという力強いメッセージが印象的でした。

また、「未来を創っていく仕事にやりがいを感じている」という言葉からは、食を通じて社会に貢献する楠本氏の情熱が伝わってきました。生徒たちは、先輩の貴重な話に熱心に耳を傾け、多くの刺激を受けた様子でした。

生徒たちも今回の講演をきっかけに、食文化の多様性やビジネスの在り方について深く考える機会を得たのではないでしょうか。

楠本シェフの提供する料理