ベトナムとサウジアラビアがどう連携する?

食の多様化を支援するフードダイバーシティ株式会社の横山です。

ベトナムとサウジアラビアが両国間の観光促進のための⾏動計画に署名しました。意外な二国の組み合わせですが、今後はムスリム客やイスラム教に関する理解と取り組みを推進していくとのことです。

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ベトナム⽂化・スポーツ・観光省とサウジアラビア観光省は、両国間の観光協⼒を強化するための⾏動計画に署名しました。ベトナムのファム⾸相のサウジアラビア訪問中に合意された内容は、ハラール市場に関する情報の共有、観光⼈材の育成、イベントの促進、両国での観光投資機会の模索など、両国の観光分野での包括的協力を推進させることを目的としています。

ベトナムの観光大臣によると、サウジアラビアはベトナムの重点的観光振興市場となっており、文化スポーツ観光省は国内の大手旅行会社とサウジ向けツアーの企画に着手しているとのこと。

一方、サウジの観光次官によると、ベトナムからの観光客に対する電子ビザの発給を検討しており、ツアー造成など、具体的に受け入れ環境の整備を始めるとのこと。

中東とアセアンの新興国同士はどう連携していくのか。
両国ともに関係が深い日本にとっても、参考になる事例になるかもしれません。

参考記事:Vietnam Business Forum
https://vccinews.com/news/51034/new-prospects-for-vietnam-saudi-arabia-tourism-cooperation.html

著者

横山 真也
フードダイバーシティ株式会社 共同創業者
キャリアダイバーシティ株式会社 共同創業者
ヨコヤマ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
日本と海外での複数の起業が評価され、16年シンガポールマレー商工会議所から起業家賞を受賞(日本人初)
NNA ASIA経済ニュースコラムニスト
著書に「おいしいダイバーシティ~美食ニッポンを開国せよ~」(ころから株式会社)
ビジネス・ブレークスルー大学経営学部および東洋大学国際学部 非常勤講師