高知県の飲食店様、宿泊施設様向けセミナー
2022年11月2日(水)に一般社団法人物部川DMO協議会が主催で「ベジタリアンやヴィーガン等・多様な食文化に対応した食事メニューの研修会」と題したセミナーが開催され、高知県の飲食店、宿泊施設関係者(主に調理関係者)が20名参加しました。
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プログラム
「明日からできる方法から、世界一のスキルまで学ぶ」(60分)
講師:フードダイバーシティ 株式会社 代表取締役 守護 彰浩 氏
「料理デモンストレーションと料理解説」(60分)
講師:株式会社 Funfair フードスペシャリスト・菜道チーフシェフ 楠本 勝三 氏
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明日からできるフードダイバーシティ対応とは
弊社代表守護からは世界のフードダイバーシティ市場や、ルールの全体感、ベジタリアンをベースに考えること、旅行者のニーズ、具体的に使用できる食材や調味料の選び方、さらに違いよりも共通点を見て考える必要性が語られました。
その中で明日からできる対応として、ペペロンチーノのベーコンを変更したり、レトルトの商品などをうまく使って、上に乗せるトッピングで対応を変えていく方法について説明され、参加者からは「これならすぐにできそう」といった声が上がりました。
またヴィーガンやハラールなどの分野は「難しそう」と思われがちな分野ではありますが、「楽することが重要」と伝えられ、それぞれの専用メニューを作ると大変になりますが、共通点を整理して「みんなが食べられるもの」を一般メニュー化しておくことで、セールス、ホール、キッチンのストレスが大幅に削減されることが説明されました。
最後に多様化する食の対応はインバウンドだけではなく、日本在住外国人はもちろん、日本人(特に若い世代)にも今後必要な対応である旨が語られました。
料理デモンストレーションと解説
続いては世界一のヴィーガンレストラン菜道の楠本シェフによる料理デモンストレーションと、それぞれの料理について「味の考え方、表現方法、使用ている食材」などそれぞれ丁寧に解説が行われました。
※黒く塗りつぶした部分は参加者限定公開
提供された料理はこちら
・トマト麺
・味噌カツ麺
・うなぎ
・田舎寿司
・サツマイモモンブランクリームの黒糖芋けんぴプリン
参加者からは「ヴィーガンでもしっかりと調理すれば味が出せることが分かった」「難しく考えるとドツボにハマりそうなジャンルですが、簡単に置き換えできることから進めていきたい」「今の料理において、それぞれの食材・調味料の意味を考えようと思いました」などの声が上がり、また終了後は質問も多く飛び交い、熱気を帯びたまま120分のセミナーは終了しました。尚、今後も一般社団法人物部川DMO協議会としては食の多様化を推進していくとのことです。