「団体客を断らないようになる」セミナー

2026年10月6日(火)、株式会社地域デザインラボさいたまの主催で「ベジタリアン・ヴィーガン等の多様な食文化対応セミナー&調理体験会」が川越市北公民館で開催され、川越市内の飲食店、宿泊施設関係者が参加しました。このイベントは観光庁「令和7年度補正・観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」の一環として開催されました。

プログラム

ベジタリアン・ヴィーガン等の多様な食文化対応セミナー

講師:フードダイバーシティ株式会社 共同創業者 横山 真也

調理体験会

講師:フードダイバーシティ株式会社 菅谷 照之

質疑応答

セミナーの様子

基礎から学ぶリアルなフードダイバーシティ対応

セミナー冒頭で弊社横山は、「私たちは原価をコントロールできなくなった。店舗経営のあり方を考え直す時期ではないか」と問いかけました。その要因として、国際情勢、自然災害、人手不足の三点を挙げ、「需給ギャップを埋める市場での打ち手」としての、食の多様性対応について解説しました。

続いて、訪日客の実情や彼らが自国で見ているメニュー、求めている情報、それに対する店舗の対応について解説しました。実際の写真や声を紹介するとともに、日本の事業者は「どこまでやればいいのかを悩むのではなく、どこまでできるのかを明らかにしましょう」と、情報開示と伝達の重要さを指摘しました。

投影スライドの一部

座学に続く実践編として「調理体会」では、川越「ならでは」のメニューを参加者がフードダイバーシティ対応で調理、頭で理解して体で覚える体験を通じて、多くの参加者が「これならできる」と自信を深めました。

調理実習会の様子

参加者は講師の菅谷の指示に沿って調理を進めていきました。菅谷から伝えたポイントは以下の通り。

  • フードダイバーシティに対応する場合でも、食材、調味料はほとんどが地元スーパーで揃えることができる。
  • 特別に仕入れるものを最小限にしていくと、全体的なコストを抑えることができる。
  • 料理のベースとなる出汁を「山のつゆ」にしておけば、さまざまな対応が楽になる
  • 大豆ミートなどを無理に調理しようとすると、臭みのマスキングなどを考えないといけないが、身近にある食べ慣れた食材の中から使えるものを探していくことが重要(川越名物のサツマイモはかなり使える)。
  • 基本的な仕込みをヴィーガンでやっておき、そこから肉や魚を足していくと多様な食に対応しやすい。

今回事前に用意した食材・調味料

・ブラックソルト
・山のつゆ
・オタフク焼きそばソース

完成したメニュー

試作メニューの対応表

参加者からは

  • 「過去にそばでムスリム対応していたが、コロナでやめてしまった。新たな知識を得たので、また再開したい。」
  • 「川越は、特に台湾や欧米からのインバウンド客が多いので、素食・ヴィーガン対応していきたい。」
  • 「地元に成功例(幸すし)があるので、参考にしたい。」といった声が寄せられました。

地域デザインラボさいたまでは、今後も食の多様化事業を推進していくとのことです。