グリコ、「ポッキー」インドネシアで生産
江崎グリコは18日、インドネシアで主力商品「ポッキー」などを生産すると発表した。同国の工場はアイス用に次いで2カ所目。テレビCMなどの強化で、東南アジア諸国連合(ASEAN)での同社の認知度は高まっている。日本市場が縮小するなか、現地生産を増やして成長市場での事業拡大を急ぐ。
生産販売を担う新会社をASEAN事業の統括会社の子会社として2020年3月に設ける。資本金は約55億円で、江崎グリコグループが全額出資する。イスラム教徒の戒律に従ったハラル認証にも対応する。設備投資額や生産開始時期などは今後詰めるという。
グリコのASEAN事業の売上高は18年12月期で約150億円と、前の期と比べ15%増えた。東南アジアでは人口の増加や生活水準の向上で今後も菓子需要が伸びるとされている。