群馬の食材を海外「ヴィーガン」にPR ジェトロ
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、海外の厳格な菜食主義者「ヴィーガン」に群馬県産の食材をアピールする。2020年に海外のレストランでPRイベントを開くほか、料理人を招いて県産の食材を使うメニューを共同開発する。輸出促進などを通じて県産食材の需要拡大につなげる。

海外のレストランでの県産食材のPRイベントは、2020年2~3月に県内の企業などと共同で実施する予定。ヴィーガン向け食材の産地として県の認知度を高める。
また、今年10月をめどに海外からシェフを招きヴィーガンの訪日客をにらんだ新メニューを開発し、地元の飲食店に活用してもらう。これに先立ち6月に、飲食店や宿泊施設向けにヴィーガン対応のノウハウ取得のためのセミナーを開く。
ジェトロ群馬貿易情報センターによると、健康志向の高まりで欧州を中心にヴィーガンが増えている。一方、群馬県内には梅や生産量全国トップのこんにゃくなどヴィーガンが好む食材が多い。
同センターが3月にドイツや米国などからシェフ7人を招いて農家の視察や試食会などを実施したところ好評だったという。このため、本格的なPR事業に乗り出すことを決めた。